沖縄県立前原高等学校

学校長挨拶

第29代 校長 宮城 敏也

 

 

 

 

 本校は、終戦直後の昭和20年(1945年)11月、戦後の混乱期に沖縄復興の人材育成の拠点として、前原地区(旧具志川村・勝連村・与那城村・美里村)に開校いたしました。創立以来2万5千人の卒業生が、県内外多くの分野で活躍しております。「進取・誠実・奉仕」の校訓のもと、普通科(総合スポーツコース・英語コース・文理コース)900名以上の生徒達が、日々学業、部活動に打ち込み、学校生活に励んでおります。

 令和4年度の進路実績につきましては、卒業生304名中、大学進学等156名(国公立大学16名含む)、専門学校進学等110名、就職13名、留学2名、進路決定率91.8%となっております。

 また部活動につきましても、体育系20・文化系5・同好会6と多岐にわたり、80%越の生徒が参加しております。長い歴史の中で、野球部の甲子園出場やサッカー部の全国選手権大会出場、空手道部の全国高校総体出場など、多くの部が優秀な成績を修め、輝かしい実績をあげております。このように、開校以来今日に至るまで、誇り高き「肝高(きむたか)」精神をもって、「文武両道」を貫く県内有数の伝統校であります。

 さて、生徒達をとりまく社会環境は、情報化、グローバル化の進展に伴い、急激に変化しており、学校においても、自ら考え、自ら学ぶ意欲をもって主体的に社会の変化に対応できる生徒の育成が重要になっております。本校においては、日々の授業、HR活動、生徒会活動、部活動など、全ての教育活動を通して生徒の支援にあたってまいります。これらの活動を通して、生徒が互いに支え合い、励まし合う中でコミュニケーション能力を高め、仲間と協力しながら課題解決に向けて取り組む力を育てていきたいと考えております。

 前高生一人一人が、自らの進路の夢を実現できるよう、保護者、同窓会、地域の皆様のご支援、ご協力を得ながら全職員心を一つにして取り組んでまいります。また、令和7(2025)年度には創立80周年を迎えます。今後とも、さらなる飛躍を目指す前原高校のサポートをよろしくお願いいたします。

            令和5年4月吉日